2016年3月16日水曜日

New RPG Project「Labyrinth Star」「Mystic Star」

 New RPG Projectは本職プログラマな砂川赳氏のブログ。
 各種素材を自作しており、作曲も自ら行っている。
 システムとしても非常に快適だし、曲も良い。

Labyrinth Star

【ダンジョンRPG】Labyrinth Star - New RPG Project

 12の職業から4人PTを作り、計7層の自動再生型のダンジョンに潜るサガっぽいRPG。
 1層につき2体の賞金首モンスター(倒さなくても良い中ボス)とエリアボスがいる。
 賞金首を倒すと強い装備が一つと賞金が貰えるので、2体目の賞金首を倒す頃には装備と魔珠が揃う感じ。
 15時間くらい遊べて、ストレスが少ない設計。
 らんダンに比べたらボリュームは全然無いし、魔珠も上位互換の物しか使わないので帽子世界のジェムほどには過去に作った物が役に立たない。
 主人公は台詞無しなので、レトロなRPGをちょっとやりたい人には良い。
 オススメは土(得意職業はシャーマン、踊り子、賢者)と水(海賊・神官・賢者)を一人ずつと、土・水以外が得意な職業を一人ずつ。
 光魔法もHP回復ができるのだが、水のライフウォータの方が消費MPが1少ないので、光は対闇属性アタッカーとしての活躍が多かった。
 とりあえず「アイヴィーバインド」を撃っていれば、雑魚戦で死人が出ることはほとんどない。消費MP1で良いのか、これは??という感じ。
Labyrinth Star 外々坊譚
 シャーマンが可愛くて強い。ぺろぺろ。


Mystic Star

Vector 新着ソフトレビュー 「Mystic Star」 - 丁寧な作り込みとゲームバランスのよさが魅力。昔懐かしい雰囲気の“王道”長編RPG

 「Labyrinth Starはこれの外伝」という紹介の通り、Labyrinth Starの未来の世界。
 今作はストーリーやキャラの掛け合いがある。
 8人のキャラの中から4人PTを作るが、装備・魔珠の付け替えが面倒だし、ボスは一度倒したらいなくなるのだから、難易度変えて2周やる感じ。
 Labyrinth StarとMystic Starを2周やろうもんなら、相当遊べると思って良い。
 
キャラ寸評

ハルト
 最序盤に「乱真空」を取得可能なため、少ないTPで縦列攻撃ができる。
 サイアスが加入するまでは、ハルトかロビンのどちらかに「水魔法」と「慈愛」を付ける必要がある。
 ロビンに水を付ける方が直接ダメージは稼げるが、ハルトに付けて状態異常を狙う方が安全。そこは好みで。
 様々な局面に対応できるオールウランダー。探索では役立つが、ボスの弱点が雷ではない場合、チェンジした方が良いかと。
 魔法での攻撃要員として割と貴重。雷魔法は手数も多いし、ハルトは取得で会心が伸びる。物理は、メア、グレン、マックスの方が強い。

ロビン
 ヘタレとして描かれているが、システムに愛された男。「風魔法Ⅳ」が手に入ると最強ボスキラーとなる。
 風魔法には「レーザーウインド」があるため、最序盤から少ないMPで横列攻撃ができる。
 HPが高く物理攻撃主体の敵に「ブラックショット」「トリックカット」が大変有効なので、これらを使って「レーザーウインド」で失ったMPを回収していく。
 今作の物理はカウンターが強力なため、前作に比べると速力の重要性は減ったが、それでもゲームを通して活躍できる。
 赤奥義「アクセラレート」 + 「クイックターン」が超強力。「逆鱗ドライブ」→メアに「クイックターン」、「血華断」×n→「熱血怒涛」等々、色々遊べる。

イナーシャ
 前作同様、毒が強烈なため、終始「ポイズンハザード」が猛威を振るう。
 初めて仲間になる女性キャラのクセに慈愛が低いが、闇属性の敵以外に対しては攻撃回復一体の「ライフスティール」が使える。
 攻撃・命中は低いため、特技はマヒを付随する「シャドウスティッチ」以外、アテにならない。奥義の取得を優先する方がオススメ。
 青奥義「ダークネスノヴァ」は全体攻撃。探索でもどんどん使っていこう。赤奥義「シャドウバイパー」は単体攻撃 + MP吸収。ボス戦では一番強い魔法をガンガン撃って、MPが尽きたらこれを撃つので、とにかく持続火力がある。
 「シャドウスティッチ」は毒や睡眠が効かない敵にも効くため強力だが、効果がすぐ切れる。習得の「持続Ⅰ」「持続Ⅱ」は必須。
 闇魔法は有効ではない敵も多いが、闇無効の敵は漏れなく光が弱点のため、「光魔法」を装備しておくと、ほとんどの場面でメインアタッカーになれる。
 闇魔法の前作は「アビスガイザー」で縦列攻撃が便利だったが、これは削除されて横列攻撃の「ブラックピアス」が加わった。
 「グリムリーパー」が便利なため、一軍を想定した運用をしていなくても、レベル上げ要員として効率が良い。

メア
 基本的には睡眠狙いで、「スリープパウダー」を撃つ機械だが、特技も使い勝手が良い。
 ボスに毒が効く場合、「毒々スラッシュ」とイナーシャの「ポイズンハザード」で余裕。雑魚戦でも睡眠 + 毒で後衛は自動的にいなくなる。
 唯一、常時バフを取得できるキャラ。「逆襲ファントム」を習得すると、物理攻撃回避時に、強力な反撃が100%発生する。
 「会心」をⅣまで取得できる上に、速力、特技・奥義のhit数が相俟って、クリティカルを狙いやすい。
 特定のボス戦で、敵の補助魔法を解除する「ホワイトイレイサー」が便利。

サイアス
 僕らの待ち望んだヒーラー。探索で使う価値は乏しいが、ハルト・ロビンの「水魔法」「慈愛」を外すことができる。
 「応急措置」は特技なので、MPでもTPでも仲間のHPを回復させることが可能。
 クリューネが加入しても、サイアスかクリューネのどちらかは1軍を想定した運用をする方が無難。
 なお、前作では杖の便利特技に「甲羅割り」があったのだが、今作では削除され、防御低下の特技は土に移った。

グレン
 取得と魔珠で反撃が100%になる上に、メアと違って回避しなくても良いため、反撃での火力だけ見ればメアより遙かに上。
 もちろん被ダメージがあるが、防御が高いので、「マグネットフォース」が活きる。
 攻撃が高いので、操作すんのが面倒臭ぇー、突撃で良いや、という分には良い。
 遊びたいのであれば、「血華断」でHPを減らして「熱血怒涛」の火力を上げる、というハイリスクハイリターンな攻めがある。尤も、「血華断」は普通に使っても強いが。
 カウンター以外にも、敵の防御を下げたり、味方を蘇生させたり、割とやれることがある。
 特に、炎耐性を上げてから敵に「ホットブラッド」をかけて敵の攻撃を炎に変え、攻撃を吸収して回復してしまう手は、ロビン並のチート。
 なお、炎魔法 +「伐採」というパっと見植物キラーだが、植物型の敵はあまりいなくて悲しい。

クリューネ
 ボス戦ではヒーラーだが、特技も使い勝手が良い。
 効果的に運用するためには、魔珠は探索用の「攻撃」も欲しいし、ボス戦用に「守備」「耐魔」も欲しいし、という感じ。
 「足払い」が低燃費なアンバランス付与のため、第二の「トリックカット」要員。喰らって回復するのはサイアスが上、状態異常付与で喰らわないのはクリューネが上。
 「竜宮の舞」は敵全体に何らかのステータス低下や状態異常を起こす特技。単に弱体化させる、というより、ボスの弱点を調べるのに役立つ。
 
マックス
 グレン同様、取得と魔珠で容易に反撃率を100%にできるキャラ。
 補助、回復、土魔法での複数攻撃と、やれることは多いが、魔力・速力が低いため、カウンター狙いの運用が無難。
 メア・グレンのカウンターも強力なだが、全体に暗闇を付与する「サンドスモーク」と防御を上げる「アースシールド」「アースウォール」で更に盤石となる。
 「ぶっ壊すぐま!」で敵の防御を下げることが可能なこともあって、メア・グレンと併用するとボス戦で物理が活きる。
 なお、前作のチート魔法「アイヴィーバインド」は削除された。