2013年4月14日日曜日

Killswitch Engage「Disarm the Descent」


 Killswitch Engageの6thアルバム「Disarm the Descent」が発売し、billboardで初登場11位を飾った。
 表題(Disarm the Descent =「堕落を解除する」)もアルバムアートも、3rdアルバム「The End Of Heartache」= 「苦痛の終わり」)に似ている。
 「The End Of Heartache」のアルバムアートは、釘だらけの心臓だった。今回のアルバムアートでは、女神像のような物の頭や心臓が燃えている 
 その燃える心臓から、「自分の内面で燃え盛る地獄から俺を守ってくれ」(= Protect me from the hell that barns inside me)という叫びと、 「壊れも変わりもしない物を求める」自分(= Seeking the substance that can't be corrupted or changed)を掴んで引き倒し、自分達がなり得る自分(= We have the potential to be)に甘んじさせる状態からの改善に臨む姿勢がうかがえる。
 2ndアルバム「Alive or Just Breathing」は、非常に評判が良い。その楽曲は、何度も聴いている内に、僅かに顔を見せるメロディアスな部分がクセになる、所謂「スルメ曲」である。
 今回の楽曲は、激しいパートと、メロディアスな面のバランスが良い。コーラスを多用するが、しつこい感じはしない。3分前後の短めな曲を爆走して通すため、曲と曲との間を短く工夫した「The End Of Heartache」より、アルバム1枚を聞き終えるのが、更に短く感じる。
 私のオススメは「The New Awakening」「The Call」。ボーカル:Jesse David Leach(ジェシー・リーチ)のオススメは、「Beyond The Flames」「The New Awakening」「You Don't Bleed For Me」(BURRN! 2013年5月号)。

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