2010年11月21日日曜日

雇用と養育費と塾の雑感

 「出産したら毎年200万円かかる、ってさ」ということを書いていたら、「news」タグの記事が「チラシの裏」になっていたでござる。

中日新聞:教育費、年収の37%に 過去最高198万円、増す負担:社会(CHUNICHI Web)
>「小学生以上の子どもを持つ家庭の教育費(在学費用)が2010年度は平均で198万2000円となる見込みで、年収の37・6%に達する
サラリーマンの平均年収トップ-年収ラボ
>「平成21年のサラリーマン平均収入は406万円
 このまま景気が悪くなったら、年収の半額を上回りますね。
 無資格・初心者・第二新卒・中途、あたりを歓迎する職場の初任給は、だいたい16~18万。ボーナス抜きで216万。ボーナス込みでも光熱費・食費・家賃払ったら、貯金なんて無い。
 避妊に失敗した奴か高給取り以外、子供なんて誰も育てない気がします。


 とりあえず、猫も杓子も、親の金で大学に行く事がまずい。
 養育費にも雇用にも良くないですよ、これは。
 大学は研究機関であって、公共職業安定所ではありません。
 研究しながら就活は本来無理があるから就職率は下がります。就活に必死になっていれば、国の平均的な学術研究のレベルも落ちます。
 1,大卒の方が初任給が高い、2,募集条件大卒以上、この二つが撤廃されるような社会の土壌が必要です。

 
>「授業料や塾代などの在学費用が5万2000円増えた
 塾講師の経験が1年以上ありますが、小・中学生で塾はやめた方が良いですよー・・・。

 高校生は、滑り止めも落ちる可能性があります。
 受験に失敗したら浪人です。
 丸一年勉強するのが嫌だから、必死に勉強します。

 一方、中学生の滑り止めは、ほぼ確実に受かります。それどころか、落ちそうな場所は本命に選ばない場合も多々あります。実際、私も第一志望の県立高校が、中学2年の学力で受かる場所でしたし。
 高校に入ってからのビジョンが無いので、「偏差値は高い方が良いけど、滑り止めでも別に構わない。」というのが大半の児童心理です。
 真面目な子は塾の授業も「真面目」に受けますが、「必死」と言うには、ほど遠いです。学校と同じテンションで塾に来ます。
 学校の先生も塾講師も「ここがテストに出るから覚えろ」と言います。学校も塾も、授業を受ける場所です。覚える場所は、自宅です。
 自宅で習ったことを覚えようとする精神性の無い子は、塾に行っても成績が上がりません。
 塾に通わせて、1学期分の成績が出て、成績が上がっていなかったら、塾はやめましょう。塾を変えても無駄です。余所の塾から移ってきたけど、うだつが上がらない子なんてザラにいます。

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